扉絵はファイさん・・なんですが、何だか主人っぽい感じで、本編ではない雰囲気出してました。そしてやっぱり左目には眼帯。

そして、今回のアオリは何だか哀しいし、タイトルに合ったようなものでした。

「その男の望むのは　哀しき生か　安らかな死か――――・・」

感想はいつもの通り「ｎｅｘｔ」からです。

やはり羽根を写身小狼もモコナも感知できなかったのはあのカプセルのせいだったようですね。
でも、封真達が戦いに来たんじゃなくって良かったです。戦いだったら、きっと、ファイとかさくらとかは足手まといになって、多少不利だったでしょうし・・。わざわざあの羽根を持ってくるなんて・・と思いましたが、羽根で取引するためだったんですね。

封真は羽根を渡す代わりにタワー側の人をこちらに住ませてほしいということでした。
タワー側にはもう水が少ない。しかも居住空間も都庁の方が広い・・などを考慮して、のようです。まぁ、タワーで寝泊まりできるのは（行ったこと無いから何とも言えませんが）展望室？って感じがしますしね。

封真は神威に答えを要求しますが、神威は

「決めるのは俺じゃない。もう俺は行くから・・」

そこで、封真はあっさり納得？した様子で、他の人に聞きました。
ちょっと事情が分かってる感じだったんですが、封真は神威が異世界から来たって事を知っているんでしょうか？

タワー側からの要求に、都庁側は神威がいなくなると封真に勝てないし、要求を飲もうかという雰囲気に・・。そこで、モコナがそれはサクラのモノで、それを探して旅をしているのだと一生懸命伝えようとします。

その声に、サクラが「待って」と・・。
本体小狼が心配そうに様子を伺っていて、さくらが「大丈夫です。」と答えます。
そして、二人が見つめ合ったんですが、そこにはやはり間があって、写身と同じ姿だけど違う本体小狼だという意識なのか、二人はそのまま目を背けてしまいました。
その一連の動きが哀しかったです。

さくらはモコナに今でも羽根の波動がわからないかと聞き、その羽根でこの国の人が助かることを確かめました。
そして、『この世界にはもう羽根はない。・・ならもうここにいる必要はない。』という言葉を思いだして・・

「その羽根はこのまま　この国に」

先程まで写身小狼が行ってしまうのを泣いてみていたさくらちゃんが、今度はとても格好良くみえました。初めて（失礼）、さくらちゃんは一国の姫なんだなと・・・。そういう毅然とした感じが。
そして、写身小狼の言葉もその要因になったようですが・・それをどう受け止めて、行ったのかは分かりません。

それじゃあ記憶が戻らないけどいいの？という問いに、さくらはぎゅっと手をぐっと握って、「いいの」と答えました。
そしてもう一度、「いいの・・」と。

なんか、言い聞かせているようにも見えました。切ないですね・・。

何だか、さくらちゃんと小狼君は接近すると、どちらかが離れてしまいますね。
最初はあんなに仲が良くて・・だったのに、さくらちゃんの羽根が飛び散り、さくらちゃんが小狼を忘れてしまって、さくらちゃんの中で小狼君は”知らない人”に。そして今度は、旅の中で二人の距離が狭まってきたというところで、小狼は心を失って、まるでさくらちゃんは”他人”のように・・。
どうして二人は離れてしまうんでしょうか・・。

本体小狼はやはり悪い人ではなさそうですし、一応羽根を集めるのを協力してくれそうな感じがします。けれど、やっぱりあの小狼ではないんですよね。


そうして、結局みんなで水のあった地下へ。
侑子さんからホリックで四月一日と百目鬼が一生懸命運んだ、あの水が・・送られてきました。

やっぱり水ってこれだったんですね。侑子さんは分かってたということですね。でも、「綺麗じゃなくていい」・・のでは？

みんなで一斉にふたを開けるともの凄い勢いで水が水槽に注がれていきました。

しかし、黒鋼って何か持ってましたっけ？やはり今は剣と服しか持ってないような気がするんですが、モノじゃないもの（小狼とさくらちゃんの対価みたいに）になるんでしょうか？それとも剣？


次回は休載です。ホリックは本編ですが・・・特にキリの悪い終わり方じゃないけど、やっぱり気になります。吸血鬼になったファイはどうなってしまうんでしょうか？血・・吸って（く、首筋とか吸うんでしょうか・・）生きる方を選んでくれるでしょうか？

次回あたりでおそらく、この国を去ることになるでしょう。少なくとも、昴流達は次回なんじゃないでしょうか。