さくらちゃんが中心になると思ってたんですが・・・違って吃驚って言うか・・・なんていうか。

それにしても、私の文章力のなさにはほとほと嫌になりますね。雰囲気はなかなか表現できませんでした。そしてとんでもなく長いです。（いつものこと？）
お付き合い下さると嬉しいです。

「next」からです。

※今日はかろうじてＰＣが立ち上がったので（再起動５回目にして←全然少ない方です）、これは何とかなるかもしれません。

さくらちゃんは片足の痛みをこらえながらも、崖を登っていきます。
足を踏み外して、危うく落ちるところでしたが、手を傷つけるだけですみました。でも、ただでさえ手は怪我してたし、爪ははがれたみたいで・・・痛そうです。
しかし元より、無傷で変えれるとは思ってませんでしたし、手で済んだ　と言うべきかもしれません。


そして、都庁の方では、ファイが目を覚ましました。
文章じゃ、表しづらいですが・・・・。
それを黒鋼が見下ろして、ファイはゆっくり起きあがって、横目でそれを見ながら、顔を上げました。
凄く、複雑な・・っていうか・・えっと、複雑な（何だよ）雰囲気です。

「・・・おはよう、『黒鋼』」

黒鋼は驚いて、ちょっと哀しい？顔でした。

そして、アホの子な夕稀は吸血鬼になったら人が変わるのか！？　と思ってしまいました。いきなり、だったんで・・。
なんか、ファイに「黒鋼」って言われると、ゾワッってなる。（失礼）
慣れの問題だと思いますが・・。


黒鋼はまだ動くなと言って、小狼の隣に行きました。
代わりにモコナがやってきて、その時、侑子から通信が。侑子は２人で話したいから、通信はそのままで寝るようにお願いします。
即寝れるんですね。しかも、通信そのままで寝れるんですか？・・凄い。


「吸血鬼から戻る方法を残しておくなんて、やっぱり小狼君達に甘いんですね。」

”やっぱり”ってことは、一番最初次元移動の対価の時、小狼君だけが対価を請求されなかったこと、知ってたんでしょうか？（最初にツッコむのはそこか？）

侑子さんによると、吸血鬼から戻れると言うことは、一生戻れないことよりも、ファイにとっては酷になるかもしれないのだと。それも、ファイ次第だそうですが・・。
ここは私にはいまいち分からなかったので、今後のストーリー展開などから考えていこうと思ってます。

侑子さんはファイが黒鋼に言った言葉をファイから聞いて、

「それが貴方の出した答えなの」

呼び名が変わったと言うことは、彼にとって黒鋼を許さないということを表していたようです。黒鋼の表情の変化から、黒鋼はきっとこれを察したんでしょう。

「今回のことは貴方が一緒だったから起きた事じゃないわ。」

侑子さんの言い方は少し、”前のはそうだったけど”っぽく聞こえたんですが・・・どういう言い方であれば違う　とは言い切れないので微妙ですね。

「それでも、オレはこれ以上誰も不幸にしたくない。
　アシュラ王が連れ出してくれたときの言葉を嘘にしないように」

私はてっきり・・・自分のせいで（少なくともファイはそう思ってて）アシュラ王に何かが起きて、それで封印せざるを得なくなって、アシュラ王他多数（倒れてた方々）を”不幸”にした　ということなのかと・・。

ファイが嘘にしないようにと大切にしている言葉はファイが言ったものなのか、アシュラ王が言ったものなのかも明らかにされてません。
ここではアシュラ王と取った方が自然なんでしょうか？はっきりとは言われてないのでどっちかなと思うんですが・・（こんな風に思うのは私だけ？）

それから、桜都国で言ってた”連れていってくれる誰かを待ってた”、その結果、”連れて行ってくれ”たのはアシュラ王だったんですね。
でもどうして”連れていって”欲しかったんでしょうか？


ファイは本当は最初、黒鋼をみんなみたいにちゃんと名前で呼ぶつもりだったらしいです。
でも黒鋼の反応が色々面白くて・・・。

「それに、渾名＜あだな＞で誰かを呼んだりした事無かったですし」

確かに、普通に呼び捨てっていうこともあるんでしょうけど、わざわざそう言われるって言うことは何かあるんでしょうか？・・とか深読みでしょうか？

それにしてもちょっとファイのイメージが変わりました。（わざと”へらへらして・・”るのは黒鋼が言ってたんですが、渾名は黒鋼が初めてだったんだ？という辺りで。）


そして、１巻を思い起こせば。
最初、「そこの”黒いの”はなんて呼ぼうかー？」と・・。

”黒いの”は多分渾名じゃないですね。
多分名乗ってなかったから、それに全身黒い服着てたから、言ったんじゃないでしょうか？
それで、黒鋼がかなり怒ってたから、そこからでしょうか？
（そういえば、阪神共和国程、渾名が呼ぶたびに違ったのは無いかもしれません。）



「楽しくて、自分で引いた線を通り越してしまっているのに気付かなかった。」

黒鋼が”変わった”といった一つはこれでしょうね。
でも、ファイにとってこれはあっちゃいけないこと。

「・・だから、オレを生かす事を選んだ彼を許しちゃだめなんですよ。
　許せば・・・また近づくことになる。」

このこと、多分黒鋼はさすがに察することは出来なかったんじゃないかと思います。あの顔的に・・。

ファイは黒鋼とかにはごまかしたり、はぐらかすのに、侑子には自ら率直に話すんですね。彼女は自分に干渉しないと知っているからでしょうか？

「ファイ。これだけはおぼえておいて。
　貴方にとっても、あの子達はもう、ただ通りすぎるだけの存在＜もの＞じゃないでしょう。
　そして、あの子達にとっても貴方は大切な存在。」

ファイは俯きました。

「貴方の痛みはあの子達の痛みになる。」

侑子がじっと見つめる中、ファイは困ったような、哀しいような、顔をしていました。
そして、侑子は目をそらして哀しそうにしました。

「サクラちゃんは、まだ上で寝てるんですか？」

外にいることを聞いて、ファイは目を見開いて驚きました。


丁度その頃、さくらは崖を何とか登りきって、大きな巣らしきものの中の卵を見つけました。まだ少し距離はあるけれど。


さて、次回はどうなるでしょうね。
ファイは大人しく待ってられるでしょうか？
結構、”そんな、とんでもない！”っぽい表情でしたが。